広島県最南端の島の真言宗寺院 清水山 白華寺 しみずざん はっかじ
倉橋島の火山(ひやま)の山腹にある真言宗御室派の寺院です。火山の山中を歩く倉橋八十八ヵ所石仏霊場の終点になっています。広島新四国八十八ヵ所霊場の第58番札所でもあります。 本尊の十一面観音立像(広島県重要文化財)は、高さ134cmの桧の寄木造りで木目の美しさを見せており、頭髪毛筋の丁寧な刻みや知的で秀麗な面相は鎌倉時代の特徴を残しています(本尊は秘仏のため、17年ごとの御開帳以外は非公開です)。 縁起によると、康平2(1059)年、現在地に本尊を安置し寺を開いたと伝えられており、現在も18世紀に建立された本堂を中心に密教寺院の雰囲気を伝えています。境内奥には、遣新羅使が当地に立ち寄った際に和歌(万葉集巻15の3617番歌)に詠んだとされる小さな瀧が流れ、倉橋島産桜御影石の記念石碑も建てられています。
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周辺地図
詳細情報
住所 | 呉市倉橋町本浦1035番地 |
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アクセス情報 | 【車】クレアライン呉ICから約50分/【バス】JR呉線呉駅から「呉倉橋島線」約1時間、倉橋本浦下車、徒歩約15分 |
電話番号 | 清水山 白華寺:090-3348-1004 |
駐車場 | 駐車場からお寺まで徒歩約5分、なお軽自動車ならお寺の石段下まで上がれますが、道が狭く運転要注意 |