呉に来たらこれ食べてみんさい! 呉の特産品まとめ

呉海自カレー

掲載日:2024年03月12日

呉に行くなら、呉ならではのものを食べなくちゃ!波穏やかな瀬戸内海に面した呉は、海と共に歩んできました。呉は江戸時代までは半農半漁の港町でしたが、明治時代に海軍の拠点として鎮守府が置かれ、軍港として発展した歴史を持ちます。海軍にちなんだモダンなグルメや、瀬戸内海の新鮮な海産物、海に浮かぶ島々で採れるフレッシュな果物など、呉の美味をとことん味わいましょう。

呉海自カレー

呉海自カレー
呉海自カレー

呉鎮守府や呉海軍工廠があった呉は、終戦後の昭和 29 年から海上自衛隊呉地方隊の司令部が置かれています。海上自衛隊では毎週金曜日の昼食をカレーにしている部隊が多く、長期航海中でも曜日の感覚を忘れないようにするためだといわれています。それぞれの艦艇等で食べられているカレーを呉市内の飲食店で食べられるよう、海上自衛隊の調理員から直接レシピを教わって忠実に再現したのが「呉海自カレー」です。護衛艦や潜水艦などで食べられているカレーを色々食べてみたいですね。レトルトカレーを販売中。

観光客の方にもより気軽に購入してもらえるよう、レクレ 2F(呉市宝町 2-50-2F)にレトルトカレーの自販機が登場!15 種類のレトルトカレーが購入でき、全品 700 円(税込み)。自宅用にもお土産にもオススメ!

呉冷麺

呉冷麺

呉冷麺は、1955 年頃に誕生しました。その頃呉市中通で屋台を出していたラーメン店が、ラーメンの注文が減る夏場の看板メニューとして考案した冷麺が発祥といわれています。

コシのある平打ち麺に、鶏がらスープベースのピリ辛で甘酸っぱい出汁がよく絡み、キュウリやチャーシュー、ゆで卵、エビなどのトッピングで頂きます。好みに応じて酢をかけて食べるのもおすすめです。

呉市民のソウルフードとして愛されています。

細うどん

細うどん
細うどん

明治以降、呉には海軍の拠点として呉鎮守府が、艦船などを作る工場として呉海軍工廠が置かれ、人口も 40 万人いたといいます。港町で働く人々はとても忙しく、早く食べられるうどんが喜ばれました。そこで、さらに素速く提供するために麺を細く切って、出汁を絡みやすくした細うどんが人気を博しました。戦後もそれが定番となり、呉でうどんといえば「細うどん」のことを指すようになりました。熱々の出汁がたっぷり絡んだ呉の細うどんをぜひ食べてみてください。

呉産牡蠣

呉産牡蠣
呉産牡蠣

広島湾に面し、瀬戸内海の島々を擁する呉市は、広島県内でも主要な牡蠣の名産地です。

呉市内の音戸、倉橋、安浦などに約 50~60 の牡蠣生産者があり、全国屈指のカキ生産量を誇っています。牡蠣の生育に最適な条件の漁場で、長年の経験と創意工夫で丁寧に育てた呉産牡蠣は、ぷりっとした身にうま味と栄養がたっぷり含まれています。

呉海軍グルメ

呉海軍グルメ
呉海軍グルメ

呉海軍グルメは、呉鎮守府の艦船で提供されていた料理や旧日本海軍に伝わるレシピをもとに作られた、海軍ゆかりの料理です。長い航海の間、乗組員たちの健康を守るために考案された“健康食”ともいえるもので、美味しさや栄養バランスが考えられています。東郷平八郎も食べたと言われる「肉じゃが」や、西洋食を取り入れたオムライス、チキンライス、ロールキャベツなどのレシピが再現され、市内の飲食店で提供されています。

呉焼き

呉焼き
呉焼き

広島県内で一般的に食べられているお好み焼きは、丸く薄く延ばした生地の上にそばなどの麺、千切りのキャベツ、肉、卵などを乗せて焼きます。その中でも呉のお好み焼き「呉焼き」は、一般的な円形ではなく二つに畳んで半円形にするのが最大の特徴。そしてそばの代わりに呉名物の細うどんを使います。定番のトッピングは豚肉と卵の「豚玉うどん」ですが、呉産牡蠣を乗せて熱々をふーふー言いながら食べるのもおすすめです。

鶏皮のみそ煮

鶏皮のみそ煮

呉の焼き鳥屋には生け簀があるお店が多く、美味しい焼き鳥と瀬戸内海でとれた新鮮な魚介類を楽しむことができます。そんな焼き鳥屋で地元の人が必ずと言っていいほど注文するメニューが「鳥皮のみそ煮」です。

お店に入ると、「とりあえずビールと鳥皮のみそ煮」と注文するのが定番。お店ごとに違う秘伝の味噌ダレでじっくり煮込まれた鳥皮はプルプルで柔らかく、呉のソウルフードになっています。

 

呉海自がんすバーガー

呉海自がんすバーガー

呉海自がんすバーガーは、呉地方で昔から食卓に並ぶ魚のすり身にパン粉をつけて揚げた「がんす」に海上自衛隊呉地方総監部第43代池総監の指導方針にちなんで名づけられた、カレー風味のスパイスが効いた「愚直タレ」を使用した新しい呉名物です。

 

 

いが餅

いが餅

呉市内の秋祭りで食べるお菓子で、発祥は明治時代まで遡るといわれます。もち米や米の粉で作った皮で小豆のあんを包み、色づけした米粒を乗せて蒸しあげます。いが餅の「いが」は「とげ」のことで、まぶした米粒がとげのように見えることからこの名が付きました。呉地方では秋が近づくと「祭りを待つのか、いが餅を待つのか」といわれるほどの人気で、菓子店やスーパー、祭りの屋台などあちこちで販売され、屋台では蒸したてを食べることができます。

 

お宝トマト

お宝トマト
お宝トマト

温暖な倉橋島で栽培される「お宝トマト」は、糖度 6.5 以上の甘みと酸味のバランスが絶妙です。樹に成った状態で完熟させる樹上完熟を行っているので、濃厚な風味が楽しめます。水はけのよい真砂土という恵まれた土壌を生かし、自作の有機ぼかし肥料を施して低農薬栽培を行っています。また、水を控えることで実のしまりがよいトマトにしています。

おすすめの食べ方は、みずみずしさを味わえる生食が一番。サラダ以外にもパスタに軽くまぜるといっそう美味しくなります。

大長みかん

大長みかん

大長みかんは瀬戸内海に浮かぶ大崎下島にある呉市豊町の大長地区で栽培される早生温州みかんのブランドです。明治 35 年に大分県北海部郡青江村からもちこまれました。温暖な大長地区では南斜面で排水が良い段々畑という栽培適地で育てられています。果皮やじょうのうが薄く、糖度が高いコクがあるみかんで、そのおいしさは「黄色いダイヤ」と呼ばれるほど。贈答品として大都市圏にも出荷されています。

大長レモン

大長レモン

大崎下島・豊町は国産レモン発祥の地。大長地区で、みかんよりも歴史が古い 100 年以上前から栽培されています。温暖小雨の気候がレモンの栽培に適しており、風を嫌うレモンを守るために風の影響を受けない畑で、さらに防風林を設置するなどして大切に育てられています。農薬も最小限しか使わない低農薬栽培です。太陽の恵みを浴びて育った香り高い酸味と果汁をぜひ味わってください。