迷ったらコチラ! 定番呉モデルコース 呉に来たら訪れたい 日本近代文化を感じる 1 泊 2 日旅 日本遺産のまち「呉」をめぐる
所要時間
1泊2日
主な移動手段
徒歩、車
カテゴリー
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明治時代から海軍の町として、そして今も海上自衛隊や造船の町、そして平清盛の伝説の町として知られる呉市。 町のあちらこちらにはその歴史を今に伝える建物や観光施設、そして食文化が多く残っています。 初めて訪れた呉。 どこに行けばいいのかな、と迷った時にはまずここへ! どこか懐かしい町並み、潮風の香り、瀬戸内海の絶景。 それにおいしいカレーやカフェメニューなど、五感で楽しむ呉の旅。 市街地から、音戸の瀬戸まで、のんびり散策をしながら楽しみます。 ※日本遺産とは……地域の歴史的魅力や特色を通じて、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として文化庁が認定するものです。「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」として認定されています。
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)
戦艦「大和」のふるさととして歴史を刻む
日本一の海軍工廠のまちとして栄え、戦艦「大和」を建造した軍港、呉の歴史や造船、製鋼を始めとした科学技術を紹介する博物館です。館内には、戦艦「大和」を10分の1スケールで再現した巨大模型が展示されており、間近で見学することができます。船を中心とした科学技術の原理を体験、体感を通してわかりやすく紹介している展示室のほか、ゼロ戦こと零式艦上戦闘機六二型などの貴重な実物資料を展示した大型資料展示室もあり、呉の歴史、呉の技術、そして平和の大切さを学べる施設になっています。また、毎週土日には子どもも楽しめるサイエンスショーや工作教室などを開催しています。
海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)
本物の潜水艦に潜入し、海上自衛隊の活躍を知る
トリップアドバイザーでもランキング上位の人気施設です。海上自衛隊で使用されていた潜水艦「あきしお」を屋外展示しています。潜水艦内部を見学、体感できるほか、さまざまな資料を展示しています。隣の大和ミュージアムとセットでの見学がおすすめです。
日招きの里「呉ハイカラ食堂」
店内はまるで潜水艦! 海上自衛隊隊員のお墨付きレストラン
①海上自衛隊でも使われている鉄板食器に呉自慢の海軍グルメが盛り沢山。 完熟果実を思わせるフルーティーなコクと、スパイシーさを併せ持つビーフカレーです。 ②ビーフが食べられない時代のたんぱく源は鯨でした。 その鯨のカツが6枚!ボリューム満点!のランチです。 スープとご飯も付いています。
呉湾艦船めぐり(夕呉クルーズ)
護衛艦や潜水艦を船からもっと近くで見学
呉中央桟橋を出港すると,造船所で建造される大型船,海上自衛隊の艦艇や潜水艦を至近距離で見学することができます。2階のオープンデッキではガイドによる興味深い説明を聞くことができます。 また,1日の最終便は「特別便」として「夕呉(ゆうくれ)クルーズ」を運航しています。日の入り時刻にあわせて毎日行われており,ラッパの吹奏とともに海上自衛隊の艦船から自衛艦旗が降下される儀式を間近に見ることができます。日常では体験できない特別なクルーズを、ぜひお楽しみください。
青山クラブ(旧呉海軍下士官兵集会所)
「この世界の片隅に」にも登場。建築好きにはたまらない
青山クラブは、1903(明治36)年に下士官や水兵の厚生施設「呉海軍下士卒集合所」として開設され、1921(大正10)年、「呉海軍下士官兵集合所」と改称。1936(昭和11)年に鉄筋コンクリート造による近代的な現在の姿となり、戦時中は海軍と市民をつなぐ場として親しまれました。 戦後は、英連邦占領軍が1956(昭和31)年の撤退まで利用。撤退以降、2017(平成29)年まで海上自衛隊が厚生施設等として使用。現在は外観を見ることができます。
入船山記念館
緑に囲まれて明治時代にタイムスリップ
旧呉鎮守府司令長官官舎(平成10年国重要文化財指定)を中心に、郷土館、歴史民俗資料館(近世文書館)等があり、呉の歴史をたどることができる施設です。呉市立美術館とともに入船山公園の文化ゾーンを形成しています。 旧呉鎮守府司令長官官舎は1905(明治38)年の建築当時の資料が見つかったことを受け、当時の姿に復原したもので、1998(平成10)年12月に、国の重要文化財に指定されています。終戦まで、呉工廠とともにその歴史の時を刻んできた電動親子式衝動時計としては国産で最も古いもののひとつである旧呉海軍工廠塔時計も残されています。 入館料などはHPよりご確認ください。
旧呉鎮守府司令長官官舎
和と洋の建築様式が融合した貴重な建物
第一三とり
作りたての呉のソウルフードとお酒で、旅情満点
蔵本通りの屋台
地元の人とのおしゃべりも楽しい呉屋台
夜になると通り一帯に屋台が並び、赤い提灯がまちの景観に彩りを添えてくれます。 人情味あふれる屋台は、ラーメンやおでんといった定番メニューから創作料理まで様々なジャンルの料理が並び、観光客だけでなく、市民の憩いの場となっています。 また、通りには春はツツジ、秋はイチョウが色づき、レンガ調の歩道に溶け込んだ美しい町並みを演出しています。 周辺には、昔ながらの老舗やオシャレなお店が軒を連ねる中通商店街などがあり、買い物や呉ならではのスイーツを楽しむこともできます。
長迫公園(旧海軍墓地)
戦没者に思いを馳せて、未来への誓いを
明治23年(1890年)に海軍軍人などの埋葬地として開設されたこの地は、戦前に建された英国水兵などの墓碑や「戦艦大和の戦死者の碑」のほか恒久平和を祈念した慰霊碑が建立されています。昭和61年(1986年)には市有地と併せ、約2.9ヘクタールが長迫公園として整備され、多くの人が訪れています。
歴史の見える丘
造船、海軍、海、町。呉の全てを一望
明治22(1889)年呉鎮守府開設以来の歴史を感じることができる代表的な場所です。明治39(1906)年に建築された海上自衛隊呉地方総監部(旧呉鎮守府庁舎)などの旧海軍関連施設や、戦艦「大和」をはじめとした巨艦を建造したドックなどの旧海軍工厰時代の工場群跡を見ることができます。
アレイからすこじま
世界でも稀! 間近に迫る潜水艦
目の前に広がる呉湾には海上自衛隊の呉基地に所属する潜水艦と護衛艦が停泊しており、旧魚雷揚げ下ろしクレーンも間近で見ることができます。 周りは旧海軍工廠(こうしょう)のレンガ建造物が並ぶレトロな雰囲気で、戦艦大和も近くのドックで極秘に建造されました。 「アレイからすこじま」の名前の由来は、呉浦にあった周囲30~40mの「からすこじま」(大正時代に魚雷発射訓練場として埋立)という小島の名称と、英語の小道(アレイ)からきたもの。緑とレンガ色に包まれたアレイ(小道)をゆっくり散策してみませんか? 日の出、日没に行くと、各艦艇の国旗、自衛隊旗の掲揚・降納を見ることができます。
港町珈琲店
日本で唯一、潜水艦を望むカフェで海自カレー
高烏台展望台
瀬戸内海の歴史と伝説、美しさを一望
音戸の瀬戸公園の一番高い場所にある高烏台。その展望台からは、光輝く安芸灘と点在する島々の美しさを満喫できます。 天気が良ければ四国の山々も見え、思わず背伸びしたくなるほどです。1165年(永万元年)、平清盛が沈む夕日を招き返したと言われる伝説の場所としても有名で、立烏帽子、直垂姿に右手で扇を高くかざした2.7mの清盛の立像(日招像)が建立されています。 また、桜・ツツジのほか全国の銘木が植えられ、春は桜の名所となる風光明媚な場所です。